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先週末のあれこれ④高千穂に繋がったのは…

5/23。最後の朝、部屋でゆっくり出かける用意をしていると部屋の電話が鳴りました。まだチェックアウトにはまだ早い時間なのになにごとかと電話に出ると、「宮司が1時間前からロビーで待っています、みんなには知らせるなとのことだったのだけれどお伝えしておきますね。電話があったことはくれぐれも内密に…」とフロントから電話。そろそろ部屋を出ようとしていた頃でしたので、そのままロビーに降りていくと、本を読みながら後藤宮司が待っていてくださいました。お見送りをしようと思って、と笑顔の宮司。宮司の笑顔はとっても素敵です、本当にかわいらしい(こんなことを言っては失礼ですが…笑)。普段のまじめな顔とのギャップがすごいのなんの。高千穂でいちばん印象に残っているのは、雲海でも峡谷でも神社でもなく、この宮司の笑顔だといっても過言ではありません。私は後藤宮司のファンになってしまいました。今回、後藤宮司を紹介してくださった書家の渡邊エミさんも、「宮司って玉三郎に似てるのよね」とおっしゃっていましたが、今となっては合点がいきます。

その渡邊エミさんと、ご主人の紙すき職人である渡邊敬三さんは、和紙の工房「工房かかし」を営んでいます。数年前に京王百貨店の催事に出店しているおふたりと知り合いました。そして、昨年、高千穂神社に私のことを紹介してくださったのが、この渡邊さんご夫妻でした。渡部さんご夫妻も高千穂神社や伊勢神宮などたくさんの神社に紙を奉納しているそうです。「大西さんなら大丈夫だ、紹介してあげるよ」と快く高千穂神社の後藤宮司をご紹介くださり、今回の奉納へと繋がりました。
 
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毎年、催事にやってくるお二人を訪ねていましたが、ここ2回ほどは、体調を崩してしまった敬三さんとはお会いできていませんでした。しかし、高千穂に行く前日にちょうど開催されていた催事に顔を出すと、今年はいつもの元気な敬三さんがいらっしゃっているではありませんか!神様のお計らいだとしか思えませんでした。ふたりの笑顔に見送られて高千穂に行けたことを、心から嬉しく思います。そして、今年も半紙を購入しました。どんな作品ができあがるのか楽しみでなりません。
 
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さて、高千穂に話を戻します。せっかくでしたので、後藤宮司を朝ご飯にお誘いしました。近くの喫茶店で野菜カレーを食べました。そこには秋元神社の御神水で淹れたコーヒーがありました。そして、その秋元神社も後藤宮司が宮司をなさっている神社だそうです。ご飯の後で訪れましたが、ぐるっと岩盤に囲まれて樹々に覆われ、まるで自然の吹き抜けのようになっている素晴らしい場所でした。
 
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いま、地震の影響で高千穂への観光客も減っているとのだそうです。しかし、観光客が減っているいまだからこそできることをやらなければならない、そのための時間を与えられたのだと、とても前向きに後藤宮司はおっしゃっていました。辛いことは、考えるより先に動く。そういった言葉の数々に宮司の強さも垣間みることができました。

また、私のCDに収録された「荒城の月」を聴いてくださったようで、「いままでどの荒城の月も自分のイメージにしっくりこなかったけど、大西さんのはイメージそのものでした」とおっしゃってくださったことがとても嬉しかったです(「荒城の月」のモデルと言われている大分県竹田市の岡城跡は高千穂からも近いのだそう)。これからも精進していかなければならないと改めて思わされた旅でした。

来年も必ず戻ってくる、と心に誓いました。

終わり

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先週末のあれこれ③奉納

5/22。いよいよ奉納の朝が来ました。この日は4時に起き、まずは国見ヶ丘に雲海を見に行きました。まだ外は暗く月明かり。けれども、満月を2時間後に迎えようとしている月は、とっても明るく世界を照らしています。
 
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雲海は11月くらいがいちばんよく見られるそうです。この時期に見られることはごくわずか。けれども、19日に雲海が見えたと聞いて、奇跡を信じて国見が丘へ。すると、写真で見るような雲海とは行きませんが、うっすらと雲海が広がっているではありませんか。美しい景色に、寒さも忘れて見入る私たち。
 
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国見ヶ丘の朝の音をyoutubeでご覧ください。

うっすらとわいている雲海はこちら。

高千穂神社での奉納演奏は9時に始まりました。後藤宮司ご夫妻がお知り合いに声をかけてくれたようで、遠くは福岡からも奉納を見に来られた方もいらっしゃったようです。昨日、奇跡の再会を果たしたおじいさんも奉納に来てくださいました。
 
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そして、演奏の前に正式参拝が行われたときに、また驚くことが起こりました。

宮司が本殿の扉の前に座ったとき、感情とは別なところで涙が出てきました。こんなことは初めての経験でした。禊の涙だったのかも知れません。
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*糸
*夏は来ぬ
*うぐいす
*童神
*スタンドアロン
大西貴浩(歌唱)/大下裕子(オーボエ)/Mariko Lei’ilimalani(フラ)
 
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奉納が終わった後、宮司ご夫妻とお話をさせていただきました。私が「うぐいす」を歌ったとき、急にうぐいすが何匹も鳴き始めたそうです。地震の影響か、今年はうぐいすの鳴き声を例年ほど聞いていなかったようで、歌を聴いていた方たちはみんなびっくりしていたと、奥様がおっしゃっていました。

後藤宮司が詠んでくれた歌。
 
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その後、高千穂峡へ。前日までは運行中止されていたボートも解禁されており、人生初のボートこぎに挑戦。和歌山の瀞峡とも似ていました。
 
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その後、天岩戸神社へ。西本宮の裏にある遥拝所に案内していただき、天照大神が姿を隠した天岩戸を実際に見ることができました。天岩戸はご神体のため撮影はNGです。
 
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東本宮。
 
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天安河原。神々が会議をひらいたとのがこの場所。賽の河原のように石が積み上げられていました。ちょっと怖かったです。
 
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高千穂神社では毎日20時より拝観できる夜神楽。天岩戸から天照大神を引きずり出すシーンが演じられます。
 
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神話の国、高千穂。奥が深いです。

続く

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先週末のあれこれ②ミラクル

5/21。成田空港を9時前に飛び立ち、熊本空港に着いたのが11時。飛行機の窓から見た熊本の街にはブルーシートがたくさん点在していました。そして、空港から車で高千穂に向かう途中にも倒壊した家や、炊き出しに行列する人たち。あの地震が現実だったのだと、改めて体感しました。被災地が一刻も早く立ち直ることを祈るばかりです。

高千穂に向かう途中の道すがらにある幣立神社に寄りました。ここはスピリチュアルの聖地のような場所と言われるだけあり、なにやら普通の神社とは違う雰囲気。参拝していたら、宮司さんがすーっと出できて鈴を鳴らしながらお祓いをしてくれたけれど…。私はちょっと気が合わなかったかも。
 
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そして、そこから目的地の高千穂まで一気に向かうこと30分。高千穂神社に到着し、後藤宮司と緊張しながらの初顔合わせ。緊張もつかの間、後藤宮司の温かいく柔らかい物腰に心もほぐれました。
 
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晩ご飯は高千穂出身の知人のおすすめ、まらそん亭でうどん。ご主人がマラソンランナーだったのか、写真がたくさん!ソフトな麺で、甘めのダシがきいたつゆも美味。讃岐うどんとはまったく別物だけれど、これはこれで美味しい。
 
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そして、高千穂温泉へ。ここでミラクルな出会いがあるとは、夢にも思いませんでした。

なんと、3月にハワイに旅行したとき、ホテルのジャグジーで世間話をしたおじいさんとばったり鉢合わせしてしまいまったではありませんか!「ハワイのジャグジーで…」と私が言うと、「あぁ大西くんかぁ」と驚くでもなく、名前まで覚えてくれていました。高千穂神社に来ることは言ってあったので、「そろそろ来ると思ってたよ」と笑っていたけれど、また裸の付き合いになるとは。笑

世間ってこんなに狭かったっけ??いやいや、私が繋がりすぎるだけなのかも⁉︎ 不思議なご縁です。

続く

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先週末のあれこれ①ジョイントコンサート

先週は大忙しの週でした。

19日木曜日には藤原歌劇団Quattro Aria でのコンサート出演があり、その翌日20日には日本オペラ振興会オペラ歌手育成部で同期だったソプラノ・楠野麻衣さんとのジョイントコンサート「和洋折衷~愛のうた~」、そして、22日日曜日に行なった高千穂神社奉納演奏に向けて、コンサートの翌朝には宮崎県高千穂町入りしました。

5/20。普段はソロコンサートが多いのですが、今回は女性といっしょにコンサートをするということで、「愛」をテーマにプログラムを組みました。日本歌曲のみならず、この日ばかりは歌劇「椿姫」から二重唱を歌ったり、ドイツ歌曲・イタリア歌曲を歌ったりと、『和』と『洋』の「愛のカタチ」の違いがわかっていただけるよう工夫を凝らしました。今回の着物は、男の着物アッパースさんからご提供くださいました。とても素敵なお召しです。よくみるとミンサー織の柄になっています。
 
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第1部は二人とも着物で。申し合わせはしなかったにもかかわらず、同じ色味の着物をチョイス。ここでも息がぴったりです。笑
 
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第2部はタキシードとドレスで。楠野さんは「椿姫」の二重唱の前でさらにお色直し。
 
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お客様にも大変好評で、皆さんから楽しいコンサートだったと感想をいただき、ほっと胸をなでおろしました。そしてなんと言っても私自身がとても楽しく、たまにはこういうのもいいなあと思ってしまいました。楠野さんが徳島出身、ピアニスト・下岡さんが愛媛出身、そして私が香川出身と四国出身トリオ。いつかこれを四国でやりたいと思います。
 
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翌朝は5時起きで高千穂に向かいました。

続く

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和。次に習ってみたいのは…

日本歌曲を歌い始めてからというもの、和文化とくに着物への興味が加速している。

昨年10月のリサイタルで着物を着て以来、コンサートではもちろんのこと、私生活でも着物を着るようになった。そして、先日、鎌倉に出向いたときのこと。ふと目に付いた着物の古着屋さんに入ると、うちの家紋がついた黒紋付を見つけた。そうそう同じ家紋に出会うこともないだろうと、早速試着をしてみると丈はぴったり。裄も直せばちょうどよくなるとのことだったので、即購入した。ちなみに、この紋は「五瓜に唐花(織田木瓜)」と言います。
 
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黒紋付があれば袴もということで、袴も購入。Youtube で袴の履き方をしらべて、練習しているところである。
 
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そして、つい先日、家にいるときは浴衣で生活をしてみようと思いついて浴衣を引っ張り出したのだが、その日は三社祭が催された日で東京では浴衣の解禁日だということをあとで知った。なんというタイミングの良さ。子どもの頃、浴衣をパジャマ代わりにしていたことを思い出し、懐かしくなった。
 
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5/19まで開催されている浴衣の展示会を見に、染織家・佐藤節子さんのあらた工房さんにおじゃましました。
 
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男物もたくさん揃っていて、気がつけば3時間も経っているという。。迷いに迷って決めたのは、「流水」柄の浴衣。質感は絽の着物に似ています。男物ではなく女物のコーナーにあったのですが、男でも大丈夫だということでこれに決めました。
 
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ここまで来ると、さらに和文化を知りたくなるというもの。今週から茶道のお稽古に通い始めます。どうなることやら。