小学1年生のときに、クラスで「風船のたび」というダンスを踊り、みんなで手紙をつけた風船を空に放ちました。ぼくの風船は和歌山の熊野に届いたらしく、なんと、それを拾ってくださった方からお便りが届きました。
それから30年、思い立ったようにその手紙を引っ張り出してインターネットでお名前を検索してみたところ、その方の記事が載っているページを奇跡的に発見しました。そして、その記事を掲載していた新聞社の方にご協力いただき、連絡先を知ることができたのです。
8月に、その方と電話でお話ししました。30年経ってやっとありがとうございましたと伝えることができて、感無量でした。先方もそのことを覚えていてくれたようで、とても喜んでくれました。
そして、なんと、その方が9月22日のコンサートに来てくださいました。30年越しに会うことができ、本当に感動しました。しかし、感動はそれだけではありませんでした。つい先日、その方から、熊野大社で歌を奉納できることになりましたよ、と連絡がありました!
熊野大社で歌の奉納とかできるんですかね、とお茶を飲みながら何気なく話したことを覚えていてくれ、話をつけてくれたのです!一瞬、固まりました。そして、鳥肌が立ちました。正遷座120周年、熊野古道世界遺産登録10周年の記念すべき年に、熊野大社に歌を奉納できる喜びは筆舌に尽くしがたいものがあります。数日が経ちましたが、興奮が冷めやりません。来たる12/9に奉納いたします。わたしの人生において、特別な日となるでしょう。