5/22。いよいよ奉納の朝が来ました。この日は4時に起き、まずは国見ヶ丘に雲海を見に行きました。まだ外は暗く月明かり。けれども、満月を2時間後に迎えようとしている月は、とっても明るく世界を照らしています。
雲海は11月くらいがいちばんよく見られるそうです。この時期に見られることはごくわずか。けれども、19日に雲海が見えたと聞いて、奇跡を信じて国見が丘へ。すると、写真で見るような雲海とは行きませんが、うっすらと雲海が広がっているではありませんか。美しい景色に、寒さも忘れて見入る私たち。
高千穂神社での奉納演奏は9時に始まりました。後藤宮司ご夫妻がお知り合いに声をかけてくれたようで、遠くは福岡からも奉納を見に来られた方もいらっしゃったようです。昨日、奇跡の再会を果たしたおじいさんも奉納に来てくださいました。
そして、演奏の前に正式参拝が行われたときに、また驚くことが起こりました。
宮司が本殿の扉の前に座ったとき、感情とは別なところで涙が出てきました。こんなことは初めての経験でした。禊の涙だったのかも知れません。
*糸
*夏は来ぬ
*うぐいす
*童神
*スタンドアロン
大西貴浩(歌唱)/大下裕子(オーボエ)/Mariko Lei’ilimalani(フラ)
奉納が終わった後、宮司ご夫妻とお話をさせていただきました。私が「うぐいす」を歌ったとき、急にうぐいすが何匹も鳴き始めたそうです。地震の影響か、今年はうぐいすの鳴き声を例年ほど聞いていなかったようで、歌を聴いていた方たちはみんなびっくりしていたと、奥様がおっしゃっていました。
後藤宮司が詠んでくれた歌。
その後、高千穂峡へ。前日までは運行中止されていたボートも解禁されており、人生初のボートこぎに挑戦。和歌山の瀞峡とも似ていました。
その後、天岩戸神社へ。西本宮の裏にある遥拝所に案内していただき、天照大神が姿を隠した天岩戸を実際に見ることができました。天岩戸はご神体のため撮影はNGです。
東本宮。
天安河原。神々が会議をひらいたとのがこの場所。賽の河原のように石が積み上げられていました。ちょっと怖かったです。
高千穂神社では毎日20時より拝観できる夜神楽。天岩戸から天照大神を引きずり出すシーンが演じられます。
神話の国、高千穂。奥が深いです。
続く